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たんもし1話感想【フェチがすごい…!】#注意ネタバレ有!

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TVアニメ『探偵はもう、死んでいる。』特報PVより引用
©2021 二語十・うみぼうず/KADOKAWA/たんもし製作委員会

概要

推理よりも戦闘アクションの迫力、ツッコミの秀逸さ
たくさん詰め込まれたフェチズムに目を奪われた作品

「探偵はもう、死んでいる。」

第1話が放送されましたので
物語を追いながら感想を語っていきたいと思います。

 

感想

物語は上空一万メートルを飛ぶ飛行機の中
巻き込まれ体質の主人公君塚は
探偵を名乗る謎の少女・シエスタと出会うことで始まります。

そこで彼はシエスタから助手に任命され
コックピットへと連れていかれてしまうです。

そこにはコウモリというコードネームを名乗る男が
機長を人質に取っていました。
コウモリは『飛行機を乗っ取った理由』をあてることができるなら
人質を開放するとシエスタに提案します。

 

序盤はこのような形で
推理物らしい始まり方をしてくるんですが
シエスタとコウモリの会話の内容は割と屁理屈染みてて
面白いですよね。
有名な推理作品みたいに事件を解決するために証拠集めしたり
本格的な推理が始まるのかと思いきや
シエスタが誘導してコウモリ自ら
ハイジャックした理由を語るように仕向けるんですよね。

そして発したセリフはこちら
「暇が高じてうっかりハイジャックしてしまうくらいだ」

普通に考えればこの言葉は会話をする中で出てきた
冗談みたいなものなんですが
シエスタは君塚と会話をする中で
コウモリの揚げ足を取りながら
彼が言い逃れしにくように外堀を固め行くんですよね。

犯人にたいして
『こんなこと言って大丈夫かよ!?』て心配になるほどなんですが
とてもユーモラスなセリフで楽しかったですね。

 

こうしてコウモリはシエスタの豪胆さに負けて
本当に理由を話さずにその場を去ろうとするんですが
シエスタは本当の理由を知っていたんですよね。

彼女はこのハイジャック事件が起こることも
それを指示した組織のことも
全てを理解したうえでこの行動をとっていたというわけなんです。

「一流の探偵っていうのは事件が起こる前に」
「事件を解決しておくものだから」と言っていました。

『少年探偵は1流じゃないってことかよ?!』と突っ込んでしまいました。

さらに言えば、最初から知っていたのであれば
ハイジャックを未然に防ぐこともできただろうに
それをしなかったのはなぜだろうと考えてしまうんですが
その理由はのちに明らかになります。

 

ここで、シエスタの口から
コウモリが秘密組織SPESの構成員で
組織から盗み出したものを肉体に定着させて
半人造人間になった存在であることが語られます。

それをきいたコウモリはシエスタを組織に持ち帰ることが
手柄になると考え、耳から鋭利な触手を出し
彼女達に襲い掛かってきます。

 

ここでシエスタは君塚を抱えて触手から逃げるのですが
筋力の強さに驚かされるんですよね。
中学生男子の平均体重は55キロ(14歳時点)
こんな小柄な少女が走って運べるほど軽くはないです。
率直な感想は主人公の同じ、『化物染みてる』

 

そして始まる戦闘描写、これがすごいクオリティなんですよね!

座席の縦横無尽に駆け回って
右に行ったと思ったら目の前にいたりとめっちゃ動きます!
戦闘シーンの会話内容も
今後の展開に関わってきそうなものもあったのが
さりげないなと思いましたね。

最終的に君塚が持たされていたケースに入っていた
マスケット銃のようなもので敵を倒して戦闘は終了します。

 

そして明かさる衝撃の真実。
君塚が運んでいたケースは、シエスタ持たせたものだったとのこと。

彼がこの飛行機に乗っていたのも、シエスタの隣にいたのも
偶然ではなく仕組まれたものだったわけです。

 

ハイジャック事件が起こることを知りながら
未然に防ごうとしなかったのは、
恐らく君塚が助手としての適性があるかを
調べるためだったのはないかと思いましたね。

 

さらに言えば、シエスタが日本警察の信頼できる伝手として
呼ばれたのが、君塚と関わりのあった警官っぽいので
あの警官が君塚をシエスタにおすすめしたんじゃないかと思っちゃいますね。

まあ、おすすめっていうよりは毎回事件にかかわってくる彼を
厄介払いしたっていうのが正しい気もします。

 

そして場面は変わり、帰宅した君塚は
シエスタのことを思い出し名残惜しさを感じているようです。

しかし、『これ以上巻き込まれたくない!』『平穏に生きたい』

という思いから、その記憶に蓋をしようとするのですが
襖があいてある人物が現れます。
シエスタですね。

 

何で帰宅直後なのに玄関は明かりをつけず
部屋の電気だけついているんだろうと
疑問に感じましたが、彼女がいたからだったんですね。

 

それから一週間。
シエスタは彼を助手にするために毎日のように会いに来ているようです。

この時の交わされる会話の内容も
ボケとツッコミがユニークで面白かったですね。
どこでも開けられるマスターキーの存在は
ちょっとだけ恐怖を感じましたけど…。

さらに君塚のあれがポロンするシーンまで登場。
円盤では湯気が消えるとの噂です(嘘です)
このシーンでシエスタが何かしら反応することを期待していたんですが
全く動じていないんですよね。
それどころか興味がない。
彼女からすればデリバリーのピザよりも興味がないようです。

 

そして時は進み、ピザを食べながら
君塚が現在抱えている悩みについて語られていきます。

それは『トイレの花子さん』に関連するものでした。
彼の学校では不登校や家出をする人間が
加速度的に増えており
その原因が花子さんではないかと考えているようです。

この一連のシーンで映し出されたシエスタがめっちゃ可愛いんですよね。
花子ちゃんバージョンも可愛いんですが
それよりもすこし緩めなTシャツに身をつづんでいる姿や
そのTシャツからのぞかされる色白の太もも。
普段黒タイツよって隠される足が露になっている描写に
目を釘付けにされます。

 

そして場面は変わり、文化祭当日。
ここでもめちゃくちゃかわいいシエスタが映ります!

普段はグレーを基調にアクセントとして赤いリボンが入った服装でしたが
本日はなんと、白に赤いラインの入ったこの学校の制服でした。
普段服装との差が、この白い制服の魅力を
存分に引き立ててくれています。
ここで生足を見せないのもポイントが高いんですが
ちらっと映る足とお尻のライン、これがたまらないんですよ。

 

こうしていろいろあってトイレの個室にて
会話するシエスタたちが写し出されますが
そこでシエスタの腰のあたりをアップにした描写があります。

 

この描写もやばいよね。
製作をしている方々はチラリズムやフェチズムを本当にわかっていらっしゃる。
たまりません。

 

とここで彼らのもとにウサギの着ぐるみがやってきます。
着ぐるみは、文化祭の開始直後にシエスタが会話をしていた相手でした。

シエスタは犯人がわかっていて
おびき出すために着ぐるみに話しかけていたようです。

 

こうしてシエスタたちは着ぐるみを追いかけることになるのですが
その道中でコスプレシーンが解禁されます。

 

猫耳メイドに、花嫁姿もう感無量です。
私は第一話の時点でシエスタにぞっこんになりました…。
フィギュアが出たら、必ず会いに行くから待っていてくれよな。

とまあ、可愛いシエスタがたっくさん登場したわけなんですが
花子さん事件の結末は割とシンプルに終わりました。
最終的にはドラッグが原因で
花から生成されるドラッグの売り子がいたから
花子さんという隠語が使われていたってことなんですよね。

 

最初にシエスタが着ぐるみとのやり取りしていた内容は
ドラッグの注文だったことなんですよね。
序盤は推理らしい推理がなくて
今後もないのかなと思ったりしましたが後半パートではヒントも出されていて
分かる人は分かる内容に仕上がっていたのも面白かったですね。

 

こうして助手になった君塚は
シエスタと死に別れたということで1話は終わりです。

 

総評

とても濃厚な1時間でした。
迫力のあるアクションシーンからラブコメパートへのつなぎ方もさることながら
シエスタの可愛さを全面に出した描写も最高でした。

濃厚な謎やリアルな推理がある探偵ものを想像していた人からしたら
すこし違和感がある作品かもしれませんが
それでも物語として風呂敷を結構広げていて
面白く仕上げっているかなと思いますね。

普通にシエスタが生きていても面白い作品に仕上がりそうな物語なのに
死に別れという重めな要素を加えることで
さらに魅力を引き出そうとする作家さんが本当にすごいなと感じました。

 

来週も楽しみですね。
ということで以上となります。

 

ではまたお会いしましょう。